2005年05月13日

激化する自爆テロ

イラクでの自爆テロが激化している。4月の自爆テロの総数は1ヶ月当たりの最高を記録し、67件となった。また、車爆発テロの件数は3月と比べて倍増の135件となっている。自爆テロ者の大半は、イラク国内での支援は受けているものの、国外からの流入者と見られている。

深刻なことには、アメリカなどの外国の軍隊やイラクの新しいセキュリティーだけが狙われているのではなく、一般市民までがターゲットになっていることだ。自爆テロの恐怖を抱えたままでは、日常生活の回復は到底見込めない。さらに、車を使ったテロだけでなく、人間が爆薬を持って歩いてくる、人爆弾テロも増えている。

自爆テロ者たちにどんな大儀があろうとも、無差別に殺戮するテロだけは、断じて許すわけには行かない。
posted by Apple at 06:02| Comment(0) | TrackBack(2) | イラク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月06日

イギリス総選挙

昨日、イギリスで総選挙が行われた。予想通り、与党労働党が大幅に議席数を減らしたものの、過半数を確保した。保守党も大幅に議席を伸ばしたが、今回の選挙は労働党に付け入る隙がかなりあっただけに、物足りない結果となった。全体の議席数から見れば、労働党が失った議席を、保守党と自民党で分け合った形だ。

第3党の自民党も躍進したことで、イギリスは3大政党時代に入ったと見て取れるだろう。自民党の勝利の要因は一貫してイラク戦争に反対しつづけたこと。イラク戦争反対票が自民党に流れていった。

労働党は過半数を取ったといっても、同党にブレアの政策を支持しない人たちも数十人はいるので、新人の議員の動向はまだわからないが、ブレアのこれからの舵取りは難しくなったと言えるだろう。今回の労働党勝利の主因は安定した経済だったので、その立役者とも言えるゴードン蔵相の力はさらに強まるだろうし、今の段階で党内のブレア支持とゴードン支持はほぼ同数なので、これからは党内の駆け引きが激しくなるだろう。

イギリスの選挙は単純小選挙区制である。なので、得票率を見ると、労働党36%、保守党33%、自民党23%と僅差であるのに、実際の議席数ではかなりの差が出る。小選挙区制を採っている国の人たちと話をすると、比例代表のほうがいいという人が意外と多いが、日本の比例代表選挙を見ると、これまた問題が多い。完璧な選挙制度というものは有り得ないが、たった3%しか得票率に差がないのに、こんなに結果の差が開くとなると、改めて民主主義というものを考えさせられる。
posted by Apple at 20:00| Comment(2) | TrackBack(1) | 閑話休題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

援助の負の効果

援助が紛争を助長したり、一層悪化させることがある。援助機関は紛争地域において、中立を保ち、紛争当事者と関わりを持たないでいようとするが、現実にそれは難しい。援助関係者の多くは紛争地域での援助の困難さを口にする。また、正よりも負の効果をもたらしていると、国際援助を批判する人も多い。しかし、その失敗から援助そのものを批判すべきではない。実際に援助を必要とする人々への援助を取りやめたとしたら、必ずや考えられる以上の負の結果がもたらされるであろう。

苦しんでいる人々に対し、手を差し伸べられる人々がそうするのは責務であり、それこそが世界をよい方向に進めていくのに必要なことだと思う。しかし、援助をする人たちは、援助が自己満足で終わらぬために、援助の負の効果(ここでは紛争への影響)を常に考えねばならない。一口に紛争といっても、それぞれの地域、人、文化などがもちろん違う。けれども、過去の経験から共有できる部分が必ずあるはずである。いかに効果的な援助を紛争地域で行うことができるか、今いっそう考えていきたい。
posted by Apple at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 紛争と援助 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月05日

「Global Justice」へのアプローチ

「Global Justice」を追求していく上で、「正義」とは何かを問い、その絶対的な「正義」目指していく方法と、相対的な「正義」の実現をする為に、知恵と経験を積み重ねていく方法とがあるように思う。しかし、前者の場合、「正義」とは何かという議論から抜け出すことが出来ず、正義の実現へ向けての動きは不十分になる可能性が高い。そもそも絶対的な「正義」の定義は存在しえないし、異なる社会は異なる正義の概念を持っている。例えば、いわゆる「汚職」は一般的に悪とされるが、西洋的概念で汚職とされるものが、ある社会では慣習であり、それがあるからこそ社会が円滑にまわっているということもある。

「正義」はイデオロギーによって定義されることがほとんどである。したがって、同意を得られない問いからではなく、「現在の世界において正義は実現されていない」という誰もが認めうる事実から出発し、より正義と公正に近い選択肢を選び続けることによって正義を実現することが現実的であり、また重要であると考える。

そのためには一人一人が世界で起こっていることについて考え、自分が属する社会や国家の枠を超えて一市民対一市民という関係を築くことが重要なのではないだろうか。
posted by Apple at 00:59| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Global Justice | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

はじめに

現在、イギリスの大学院で紛争やガバナンスについて学んでいます。自分の関心分野である平和構築や開発援助の問題について、半分は自分のメモ代わりに書いていこうかなって思います。その時に読んだ本や見聞きしたニュース、はたまたその日の気分でテーマを決めて書いていくので、話が飛ぶこともしばしばかも・・・でも、一応カテゴリーでまとめるつもりでいますので。

異論、反論、助言、世間話などなど、よかったらコメントしてください。
posted by Apple at 23:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。