2005年05月06日

援助の負の効果

援助が紛争を助長したり、一層悪化させることがある。援助機関は紛争地域において、中立を保ち、紛争当事者と関わりを持たないでいようとするが、現実にそれは難しい。援助関係者の多くは紛争地域での援助の困難さを口にする。また、正よりも負の効果をもたらしていると、国際援助を批判する人も多い。しかし、その失敗から援助そのものを批判すべきではない。実際に援助を必要とする人々への援助を取りやめたとしたら、必ずや考えられる以上の負の結果がもたらされるであろう。

苦しんでいる人々に対し、手を差し伸べられる人々がそうするのは責務であり、それこそが世界をよい方向に進めていくのに必要なことだと思う。しかし、援助をする人たちは、援助が自己満足で終わらぬために、援助の負の効果(ここでは紛争への影響)を常に考えねばならない。一口に紛争といっても、それぞれの地域、人、文化などがもちろん違う。けれども、過去の経験から共有できる部分が必ずあるはずである。いかに効果的な援助を紛争地域で行うことができるか、今いっそう考えていきたい。
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